都鳥の歌(抄訳)
今度天下を治める天皇(ニニキネ)の左大臣はカスガで、右大臣はコモリです。君と左右の大臣の三人は、いつも力を合わせて政事(まつりごと)を行い、そのお姿は都鳥(みやこどり)と呼ばれました。鳥の体は国民が形作り、頭は君であり、鏡(左)大臣と剣(右)大臣は両翼を担い、武人達は国を支える足に例えられます。もしも左大臣が滅びるようならば、民心も国を離れて皇室も滅びます。又、右大臣が滅びれば、武人(ものふ)達は内乱となり、国を奪われることになります。鏡臣の役目は農民の作業を良く指導して国民の生活豊かにすることです。剣臣の役割は悪を懲らしめて平和を守り、国の生産を上げる手助けをすることです。
このように、三種神器(三権分立)を分けて授ける理由は、三者が未来永劫に渡り常に一体となって、正しく国政に努めるよう計ったのです。この事を文章に記して、私(アマテル神)自ら孫のニニキネに手渡します。この時、中宮のセオリツ姫は、アマテル神に代わって鏡をカスガに授けました。ハヤアキツ姫(后)は、剣をコモリに授けました。
皆、うやうやしく三度礼をして神器を受けました。これこそヤマトの皇位を引き継ぐ都鳥のお姿です。
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